液体水素標的の膜を貼ろう
- 必要なものリスト
ターゲットセル本体、セル部品(膜貼り用)、
膜(ハーバー箔、ミクトロン)(厚紙とともに)、
書くもの(膜のおおきさを厚紙に書く)、
はさみ(膜をきる)、
接着剤starcast1266 (賞味期限半年)、
接着剤を混ぜるうつわ(紙コップなど)、
接着剤を混ぜるもの(棒、スプーンなど)、
接着剤をつけるもの(アルミ板など)、
真空槽、
電動はかり、
インジウム線、
電動ヤスリ、
恒温槽、
エタノール、
標的用の枠、全ネジ
- 標的の製作
1.セルの接着剤があたる面に電動やすり(60、120)で傷をつける。
45度に傾けて横に流すように削る。力をかけすぎないように注意する。
2.一様に削り終わったら、アルコールとキムワイプできれいにそうじする。
3. ハーバーフォイルをセルに貼る大きさにあうように
厚紙をはさみで切る
4. 接着剤を作る。
A液10g, B液2.8gをハカリで計り混ぜる。
泡を飛ばすために、真空槽にいれる。(3分程度)
低温用接着剤(STYCAST1266(A液/B液))(02/9/12):
接着剤を混ぜる(02/9/12):
A液 10g + B液 2.8g(02/9/12):
よく混ぜたものを真空槽にいれて泡をとる(02/9/12):
5. フォイルを貼る
フォイルを下にして、貼るための治具の下におく。
セルには上記で作った接着剤を塗る。
ただし、内側 2mm には接着剤はぬらないこと。
(ナイフエッジを作るのを避けるため)
6.硬化する方法
恒温槽を用いる
1)60度で6時間あたためる。
2)その後 93度で2時間熱すると固まる(硬化終了)
参考資料
Yoshiyuki YANAGISAWA/
yanagisa@rlus1.riken.go.jp