The BAQ/Data Acquisition/DAQ Module/CAEN V785

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CAEN V785 Multievent ADC

V785のLinearityについて調べました。 (babarlDAQのページで報告したものよりも新しいです。)
ORTECのResearch PulserからCAEN N568b Spectroscopy Amplifierに Signalを入力し、200mV〜4200mVまで100mVきざみでV785に入力しました。
右図が横軸に入力電圧、縦軸に得られたChannelをプロットしたものです。
これを1次式でFittingし、"y = 0.902*x + 90.297"という結果を得ました。
図1 : Voltage vs Channel (CAEN V785)
次に"y = 0.902*x + 90.297"の直線と各点の偏差を右図にプロットしました。これがいわゆるINL(Integral Non Linearity)と呼ばれるものです。
面白いことに、V785ではちょうど二次曲線のような形になります。
また、入力の限界値である4000mVを越えると極端にLinearityが悪くなります。
Sliding ScaleをOnにしているので、3840ch以降はそもそも使えません。
図2 : INL (CAEN V785)
参考のためにLeCroy 3351 Peak ADCのINLを右図に載せました。このときはShaping AmplifierにORTECの571か572を使用しました。 (記憶がさだかでない...)
今後、気力があればV785と同じ条件にしてはかり直したいと考えております。
比較のために、縦軸のスケールをV785のものにあわせてあります。
V785よりもINLの結果は良好ですが、ギザギザしているのが見てわかります。
図3 : INL (LeCroy 3351)

Last Update: 2005/3/15
Hidetada Baba
baba rarfaxp.riken.jp